木

大きな木が好きです。大きな木を見るとほっとします。大きな木があると、しばらく眺めていたり、場合によってはさわってみたりします。

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木の種類をたくさん知っているというわけではありません。でも僕は木のある風景が大好きです。近くのお宮には、巨大なクスノキがあります。ゴミを出しにお宮へ行ったときには、いつも、その巨大な木を眺めて、深呼吸をします。すると、少し元気になるような気がします。

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杉の木は、雨がぽたぽた降りはじめると、じわっと枝を持ち上げるのだそうです。１年と少し前まで、きこりをしていた人が、そう言っていました。じわっと枝を持ち上げて、少しでも雨水を自分の方へ取り込もうとするのだそうです。そして、それが本格的な雨になると枝を下げて余分な水を下に落とす。生きているんですね。

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いっそのこと、大きな木は絶対に切ってはいけないことにすればいいのにね。