Parallel World A.A. |
大雪 寒い冬が続いています。久しぶりに冬らしい冬です。今日は大雪。そのせいで、通勤コースは大渋滞。でも車から、緑と白と水色がまざったような吉野川を見ることができたので、よしとしましょう。帰りも、少し早めに出たにもかかわらず、大渋滞でした。路面を見ながら注意深く進みます。まるでスキー場へ行くみたいでした。 雪の日には、普段みられないような美しい風景を見ることができます。車の排気ガスの白さが気温の低さを際だたせます。非日常的で、しん、とした独特の雰囲気がただよっています。 ところで、寒い冬を体験していると、暖かい季節がいいなと思います。少しくらい暑くてもどうってことないように思えます。我慢ができるように思います。 ところが、暑い夏のまっさかりには、ちょっとくらい寒くても冬の方がいいな、と考えます。ぜったい冬の方がいいにきまっている、とさえ思います。 また、寒い冬には夏のいいところが頭に浮かびます。暑くてもクーラーがあるし、のどの渇きをうるおす瞬間が好きだし、緑がいっぱいあるし、などなど。 ところが、暑い夏には、冬のいいところばかり次から次へと思いつきます。冬の寒さは服を着込んで暖かくしていればしのげるし、着ぶくれして細い体を隠せるし、汗をかいてベトベトしないし、虫がいないし、などなど。 これを毎年冬と夏に繰り返しているのだから、かってだなと思います。でも、こういうことは、ふだんの生活の中に、とてもたくさんあります。未来のほうがいいように思ったり、過去のほうがよかったように思ったり、別の場所がいいように思ったり、他の人のほうがいいように思ったり。 だから今日は、ちょっとだけ意識をして、雪と寒さと非日常的雰囲気とを楽しみました。 渋滞には困ったけどね。 |
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