Parallel World A.A.

体の調子が良くなったので、久しぶりにスケッチに行きました。

地図を眺めて場所の雰囲気を探り、風景を見極めてポイントを選定します。じっと眺めて体の中の反応を待ちます。眺めている気分が空間にやって来たら描き始めます。さてと・・。

外側と内側。

僕は外側でとてもとても現実的な仕事をしているので、休日は個人的で反社会的な環境に身を置いて、ゆっくりと現実離れしたいのですが、妻は休日も仕事などで社会に深くコミットしているので、最近は残念ながら一人でスケッチなどに行って内側の世界で過ごすことが多くなりました。

内側と外側。

スケッチに行ったときは、昨日までどっぷり浸かっていた外側の世界から身体を引き剥がし、内側の世界へと続く心地よい螺旋階段に足を踏み入れます。もちろん、普段から外側と内側の世界を同時に味わうことができれば、それに越したことはないのですが、どうしても刺激の大きな外側の世界に振り回されて上手くいきません。

内側と内側。

子どもの頃には、自分専属の神様がいました。この神様は、いつも僕が思っていることの反対の結果をもたらすので、「反対の神様」と呼んでいました。例えば、僕は子どもの頃ソフトボールが、ほとんどトラウマ的に嫌いだった(今でも大嫌いです)のですが、次の日にソフトボールをしないといけない時は、明日は晴れますように・・と反対の神様にお願いをします。すると反対の神様は雨を降らせてくれて、僕はソフトボールをしなくてすむというわけです。でも、わざと反対のお願いをしていると神様に悟られてはまずいので、いつも気を遣っていました。ややこしいですね。

外側と外側。

さて、スケッチの方は・・。残念ながら今日は満足のいく絵は描けませんでした。でも心ゆくまで時間と空間を楽しむことができました。また明日から言葉も行動も変えて、とてもとても現実的で社会的な適応をして、少しだけ悲しく少しだけ偽りのある、今日とは別の世界を楽しみます。

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