Parallel World A.A.

作品1から作品5までは、あまり天気の良くない日曜日につくりました。作品とは言わないかもしれないけど、遊び始めたら止まらなくなって、一気に作ってしまいました。

全て、テキストだけでできています。単に色を付けたテキストを並べただけ。図形もイラストもありません。最小の容量で最大の視覚的効果を求めてみました。

作品4から作品6は、ある一定の規則性をもってテキストの色指定を一つずつ、変えています。ウェブサイトで使用可能な6×6×6=216色を、ある規則性をもって並べてみたのです。HTMLのことは、よくわからないのだけど、だいたいの見当をつけて、いろいろソースコードを変化させて遊んでみました。

色指定を一行ずつ変えていくというのは、なかなか根気のいる作業でした。でも僕は、こういう、「何かをひたすらやり続けることで、未知の地点に到達する」といったたぐいの作業が大好きなのです。子どもの頃から、トランプでタワーをつくったり、細かな写生をしたりするような、いわゆる「肩が凝る」作業に没頭することがよくありました。

ただひとつ問題なのは、実際に肩が凝ることです。夢中になると限界がわからないので、ついついやりすぎてしまいます。今回も、作品を作った次の日に肩が凝って、全ての歯がいっせいに痛くなりました。本当です。どの歯をさわっても痛くて、歯磨きができなくなってしまったのです。

困ってしまって、急いで知り合いの歯医者さんに行くと、初期の歯周病だと診断されて、1日に15分間、歯磨きをするように言われました。僕は食後に必ず歯を磨いているし、しかもブラッシングの癖がつかないように3種類の歯ブラシを使って磨いているのに、何だか不公平ですね。

さいわい、歯磨きを続けているうちに、歯痛はすぐにおさまりました。ただ、作品をサイトに載せておきながら、こんなことを言うのは気が引けるのですが、この作品は、自分であまり見たくありません。どうしてかというと、作品を見ていると、また歯が痛くなりそうな気がするからです。

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