南海糧運の歴史は日本の戦後の歴史とほぼ重なって、昭和24年、私の父が戦地から復員し当時国の機関であった食糧配給公団の海陸配給部門の業務を開始。個人商店としての発足でしたが、海運業として阪神、中国、四国、九州方面の準定期航路を拓き、その実績が認められるに至りました。
私が少年時代のこと、S32年には、米、麦の低温保管をする政府指定の倉庫業の免許を取得、同時に海陸運送と政府米穀の保管管理、一般民間貨物保管の業務も併営するまでになり、その5年後、貨物自動車の経営免許を取得、重機部門を新設し、沿岸荷役とリースの開始、更に重量運搬と建築業へも進出、躍進期を迎えます。
私が同社の経営に参加させて頂いたのは東京明治大を卒業、協和発酵経由3年後、当時社長加藤弁三郎、永沢正治氏、鶴問豊治氏に世間の裏・表、人心、いろいろ勉強させて頂き、集金回収の難しさを学びました。
私の「即実行」という生活信条は、趣味の絵画、ピアノ、書道、詩吟、旅行、外国語と下手な横好きで、とに角好奇心旺盛です。何を見ても何をしても感動し、海外旅行でのアルバム、Collection絵画等、部屋一杯展示場を開いても良い程になりました。
その感動の歴史の根源は矢張り妻との心身の健康法として永く続けている水泳と散歩によるものが多大だと思います。
道端の草花､夕焼け色の空や星空を仰いで共有する感動、人生のパートナーとしてみずみずしい感受性こそ、心身ともに若く見える所ではないかと思います。
龍光院の総代として永年努めています朝大師様の所に先代が休んでおります関係で88ヶ所のお札を見ながら、その日の健康状態を計りかねて参ります。うぐいすの競い演ずる声、角々にある禅浩がかみしめ乍ら、歩くのでございます。
最近お父さん爺さんじみてきたよ。と女房が云います。それでも人手が足りん時はくレーンで現場へ出たり、家ではパソコンをしたりinternetのごみ箱に収納するように、限りなくやっています。今、ホームページを開設していますが、出来ましたら見て下さい。
経済不況も不透明で先はいつまでと思うのですが一期一会の字通り今日一日を精一杯生きようと思っています。 |
